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球根の育て方
手軽に楽しめて、誰からも愛される秋植え球根の花々。
花や色の種類も豊富。花壇、鉢、プランタなど楽しみ方のいろいろ。
栽培のポイントをおさえて、きれいなお花を咲かせてみましょう。
栽培カレンダー
球根タイプ別で植え付け時期等も違うため、開花時期も少しずつ異なります。
それぞれの栽培カレンダーを知って育てていただくことで、身近な園芸品目として、多彩に楽しんでいただけます。
球根の植え付けや水やり
- 植え付け時期
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植え付けは「栽培カレンダー」を目安に植え付けをします。
遅くても年内には植えましょう。暑い時期に植え付けると、病気にかかり易くなります。
- 植え付けのポイント
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水はけがよく、日当たりのよい場所をこのみます。土は一般的な培養土で良いでしょう。
植え付け深さ
各球根の植え付け深さは、上記の図の深さが一般的な目安となります。
鉢植えの場合
用土は市販の培養土でOKです。
球根の根が十分に張れる深めの大きい鉢がオススメです。
株間は球根1個分くらいが良いでしょう。よリボリュームのある鉢物に仕上がります。
水枯れし易いので、土が乾燥しないように水やりはこまめにしましょう。
花壇植えの場合
球根の根が張り易いように、よく耕しておきましょう。
株間は球根2〜3個分くらいが良いでしょう。特にチューリップは連作を嫌います。
根や葉が病気になり易くなるので、同じ場所への植え付けはなるべく避けましょう。
- 植え付け後の水やり
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植え付け後は、球根の根が伸びる大事な時期です。植え付け後は、発根を促進し、根張りを良くするため、たっぶりと水やりをしましょう。
根は乾燥したり、一度傷ついたりしてしまうと、水を吸わなくなり、新しい根も生えてきません。
この時期に、根がうまく育たないと開花しない原因になります。土が乾燥しない様に水やりは忘れずに!
- 発芽・生育〜開花
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暖かくなり始めると、萌芽し、地上部が生育します。
葉が展開し始めたら、鉢植えの場合は、日の当たる所で栽培しましょう。
球根はお水が大好きです。土が乾かないようにたっぶりとお水をあげましょう。
- 枯死・掘取
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茎や葉が黄色く枯れ上がったら掘取のサインです。
※ただし、球根を一年限りの使用と割り切って育てる場合は花を摘み取る必要はありません。
花摘み作業
開花を充分に楽しんだ後は葉つぱを全て残し、花の下で茎を折りましょう。
花摘みは花が散る前にやりましょう。大きな球根を収穫するポイントです。
花摘みは、花のつけねを手で折りましょう。花が終わった後の肥料は禁物です。
散った花弁は、病気の原因となりますので鉢などに残さず、拾って処分しましょう。
堀取
試し掘りをして、球根の皮が茶色くなり始めていたら、掘取をしましょう。
球根は根が大事です。根の部分が、傷ついている球根はうまく生育しないので注意しましょう。
球根保管
掘取した球根は、ドロを落とし、網袋のネットなどにいれたまま風通しの良い、日陰の涼しい場所で、次回の植え付けまで保管をしましょう。
よくあるご質問
- 肥料はどうすればいいですか?
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球根はその物自体が栄養分の塊です。肥料のやりすぎは腐敗の原因となります。
土中に施すと根を傷めるので、球根を植え付けた後、地表に施してください。球根専用肥料がオススメです。
花が終わった後の肥料は球根が腐る原因となるので避けましょう。
- 開花後に花を摘まないといけないって聞いたんだけど?
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開花後に花を摘み取るのは球根を肥大させるため球根を病気にかかりにくくするためです。
球根を一年限りの使用と割り切って育てる場合は花を摘み取る必要はありません。
- 土・肥料はどうすればいいの?
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土は一般的な培養土でいいでしょう。植え付け時、少量の化成肥料を混ぜて植えましょう。
- 寒さは大丈夫ですか?
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秋植球根は寒さにとっても強いんです。逆に冬の寒さに当てないと、春になっても花が咲かない場合があります。
鉢植え・プランター植えの場合も植込後は、屋外に置いておきましょう。
- 植える間隔は?
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基本、球根1個分くらいの間隔をあければ十分です。
同じ面積に植える場合でも、ぎっしり植えたほうが咲いたときのボリュームが全然ちがいます。
- 水やりは?
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球根は冬の間でも成長してしまいます。
冬の間でも地表が乾いたらたっぷり水を与えるようにしましょう。土が乾ききってしまうと根の生育が不十分になります。
関東地方など太平洋側の冬は、乾燥しやすいので、特に気をつけましょう。
特に、鉢植え・プランター植えの場合は、乾きやすいので要注意です。